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表現技法概論/名言作家養成塾 

ブロック A
 作品を幾つか作っているうちに自然と気が付くと思うのですが、どちらかと言えば「耳当たり」や「口当たり」のいい言葉に属するタイプの名言とは異なり、人間にとって都合の悪いことや後ろ暗い部分も「真実の一面」として炙(あぶ)り出す批判精神に満ちたアフォリズムと、そこに自戒の念を込めた「銘言」を創り出す場合、その性質上どうしても「断定調」…つまり「~である/~だ」のような文末(語尾)表現になってしまいがちです。

 それらの作品を「単体」で個別に鑑賞しているうちは何の問題も生じないのですが、実は書籍のように連続して並べてみると、それぞれ句の内容は全く異なるはずなのに、表現の変化の乏(とぼ)しさが際立つせいか、徐々(じょじょ)に読み手を飽きさせてしまうかもしれない…というリスクの高まりを実感することでしょう。

 例えば、人が電車に乗っていて眠くなるのは、「ガタン・ゴトン」という車体の「単調な揺れ」によって脳波がβ波からα波に変化して心身をリラックスさせるから…と言われていますし、眠れない夜に「羊が一匹、二匹…」と数えるのも、脳に単調な刺激を与えて眠くなるように仕向けているのだとか。それと同じことで、似たり寄ったりの文末(語尾)表現を連続的に掲示されると、やがて読み手の脳はリラックス…というより「退屈」してしまい、作品そのものの評価にも悪影響を及ぼしかねません。

≫≫ 以下のブロック(↓)に続く


ブロック B
 それに、断定調というのは不可避的に「押し付け」や「決め付け」のイメージが付きまとうため、受ける側に圧迫感を与えやすいという点も考慮する必要があるでしょう。ことほど左様に、単なる文末(語尾)表現でさえ名言(銘言)作家にとっては馬鹿にできない重要な「鍵」を握るファクターとなり得るので、創作の際には偉大な先人たちが残してくれた学術体系としての「修辞技法」を参考にするなど、インパクトだけでなく説得力のある表現を心掛けてください。

 さて、ここで最後に一つだけ裏技というか、説得力を増進するための「秘技」のようなものを紹介させて頂きたいと思います。それは、恐れ多くもワンポイントで「難読(難解)漢字」を使う!…というテクニックです。「解りやすさ」を追求する拾壱流にとっては「禁じ手」と言えなくもないのですが、例えば句全体に「締(し)まり」がないときや何らかのアクセントが欲しいときなどに採用すると、あら不思議…作品に少しだけ「箔」が付いたではありませんか。

 ちなみに、あえてネタバレさせて頂くと、サンプルとしてはSN-031の「内攻」やSN-032の「微塵」、SN-033の「精確」などが同テクニックに該当します。ただし、この手法を頻発すると「漢字頼み」になってしまい、果ては胡散(うさん)臭い作者だと思われる危険性もあるため、よくよく注意して使うようにしましょう。【完】

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